20話 ”その魔力の名は”

2021年06月15日

皆さん、こんにちはにっしー_です。

今回は「黙示録の四騎士」の第20話 ”その魔力の名は” の感想・考察を書いていこうと思います。

まず、率直な感想から。展開が凄すぎて、震え,そして泣いた。(最近泣きすぎている)

扉絵からいきましょう。

今回第20話は巻頭カラーでした。パーシバル,ドニー,ナシエンス、そしてアン。まさかこの4人が<黙示録の四騎士>なのかw⁉ 「交わした覚悟 紡いだ絆で 因縁も運命も 越えていけ!!」 今回の第20話を最後まで見れば、この意味が分かると思います。

それでは、本編に入りましょう。前回はイロンシッドの手により、パーシバルが息絶えた(完全に魔力が消失)ところで終わっていました。

イロンシッドは「常闇の棺」の儀式を再び始めます。ナシエンスはパーシバルをイロンシッドの元から遠ざけます。必死にパーシバルに呼びかけますが、応じず。イロンシッドは「子供はもう家に帰りなさい……」と親っぽいセリフを吐く。(一応親ですけどね。それらしい描写がない)

ナシエンスは木霊の谷でパーシバルが完成を手伝った薬を飲ませようとしますが、飲んでくれるわけもなく。アンがその薬をナシエンスから奪い、飲みます。その後、パーシバルに口移し。なんですか。このシーン。感動的なシーンであり、さらに「七つの大罪」でのあの描写を思い出させるようなシーンではありませんか。そうです。妖精王の森でバンが魔神族の攻撃によって、死にかけているところをエレインが「生命の泉」を口移しをして、バンが不老不死になるシーンです。(参照:「七つの大罪」外伝 ”バンテット・バン” より)ナシエンスはそっぽを向いていますw。ナシエンス可愛いな。アンが口移しをしますが、パーシバルは飲んでくれません。

ナシエンスはここでパーシバルが息絶えたことを本当に理解します。

一方その頃、混沌の亡者が宙を飛んでいます。???何が起きた?ドニーが浮かしたのか。なんとなく察しはついてた。ドニーはイロンシッドの恐ろしさに怯えながらも、パーシバル等の元に戻っていきます。第18話 ”戦いへの覚悟” の考察で予想した通りです。ドニーが「目的は棺だけ」と言っているし、第17話で考察した魔力で「常闇の棺」(の欠片)を浮かし、ゲットという展開が見えてきた。(参照:「黙示録の四騎士」第17話 ”悪との対峙” の感想・考察 より)最後のドニーのセリフ「まっ あいつがいりゃなんとかなるよな~~!!」最初にこのシーンを見た時、お前はパーシバルがどんな状態か知らんからそんなこと言えるんだぞ、と思っていました。まさか、このドニーのセリフが重要になってくるとは。

その後、パーシバルからミニパーシバルが誕生。????? は?

イロンシッドが二人の会話に気付き、微弱ながら魔力が復活したことを知ります。確実に息の根を止めるため、もう一度パーシバルに向けて魔力を放ちます。ナシエンスがそれを庇う。これに似たシーンも「七つの大罪」でありましたね。ヘンドリクセンが ”暗黒の環” をエリザベスに放ったのをメリオダスが庇うシーンです。(参照:「七つの大罪」第95話 ”潰える希望” より)ナシエンスがイロンシッドに与えた麻痺毒により、イロンシッドの魔力の精度が低下し、ナシエンスは命拾いします。さらにもう一発喰らいます。

アンは武器を拾い、イロンシッドと再戦。アンのパーシバルに対する想い。嘘も裏表もない人間に出会えて、何かが始まる予感がしたアン。その想いに応じたのか、ミニパーシバルが1匹,また1匹と増えていきます。

ナシエンスはパーシバルが身を挺して谷とオルドを救い、そして自身の心も救ってくれたことを感謝している。パーシバルはナシエンスにとって、「英雄」。(パーシバルの魔力の型は「英雄型」。何か関係あるのか?)ナシエンスの感謝に応じたのか、次々にミニパーシバルが増えていきます。

イロンシッドの強さにアンはやはり劣勢です。長かった髪を切られ、ショートヘアに。ちょっといいかも。

イロンシッドがパーシバルの魔力が増幅しつづけていることに気が付きます。このセリフも「七つの大罪」であったぞ。王都戦で、「ディアンヌとゴウセルの魔力が消えかけたと思えば…今度はキングの魔力が……ありえねえ程に高まってる!!」というセリフをメリオダスが言っています。(参照:「七つの大罪」第73話 ”この命にかえても” より)

やっと来たーー。ドニー。待っていたぞ。「『悪しきを挫き 弱きを助けよ 大切なものを 己が命をかけ 守る者となれ』!! 正義の聖騎士ドニー様 参上!!!」まさかお前の口から聖騎士の訓示が聞けるとは、思ってもいなかった。(ところでいつ聖騎士になったんだいww)これにパーシバルがわずかに反応。

ドニーが帰ってきたことに、アンは呆れ、ナシエンスは「なんで戻ってきたの?」と質問するほどw。「パーシバルがいるからに決まってんだろ!!!」とドニーがドヤ顔で答える。ちょっとカッコいい。ミニパーシバルが増えすぎて、ドニーはパーシバルを見つけられず。

ミニパーシバルが増えたことによって、イロンシッドは何かを悟り、技を繰り出します。その名も ”崩衝(ラグナクロウ)” 。ヤバすぎ。地面に巨大な穴が空いた。ドレファスが旧マーリンの館に空けた穴よりも数十倍大きそう。(参照:「七つの大罪」第65話 ”回避しえぬ衝突” より)

そして、遂にパーシバル復活!!!!早すぎる復活にメリオダスもビックリ(たぶん)。イロンシッドの攻撃を宙に浮き回避することに成功。よく見てみると、ミニパーシバルに羽が生えている。ここからのパーシバルの発言に皆さん注目です。

「暗闇にいる中みんなが僕を呼ぶ声がして ようやく気が付いたんだ… これは僕の魔力だけど僕だけの魔力じゃない みんなが僕を信じて 想ってくれる心が力になるんだ…!! これが僕の魔力ーーーーー『希望(ホープ)』

カッコよすぎる。「おたんち~~ん」とか言っていた時とは全然違う。

ここで第20話 "その魔力の名は” が終わります。感動的な話。ナシエンスの感謝、アンの覚悟、ドニーの帰還!! 仲間の想いが、パーシバルの力を醒ました。


以下から考察に移ります。

パーシバルの魔力「希望」について書いていきます。パーシバルの魔力の定義?は「みんながパーシバルを信じて 想ってくれる心が力になる」 というところでしょうか。今までにパーシバルが魔力を発動させたシーンを振り返ってみましょう。最初に魔力が発動したのはペルガルド戦。村の子供がパーシバルを信じ、応援したことにより魔力が開花した。次はタリスカー戦。パーシバルがボロボロになってもドニーは信じ、そしてナシエンスもパーシバルを信じたことで、魔力発動。さらにこの時はペルガルド戦よりも魔力量が増えている。

第20話ではナシエンスの感謝、アンの覚悟、ドニーの帰還!! それぞれがパーシバルを想い、信じたことによってパーシバルの力が発動し、復活した。恐らく、想う力が大きければ、大きいほどパーシバルの魔力は強くなるのではないかと思います。というか、死んでも復活できるってヤバくない?これが<黙示録の四騎士>が持つ災害のこと?他人の死ではなく、自身の死。つまり、不死を表している?(パーシバルを想う力があるという前提)

あとパーシバルの「想ってくれる心が力になる」という部分。メリオダスが精神世界で魔神王と戦う際に、言ったセリフ「こいつらの存在が こいつらの想いがオレに力をくれた」。まさにパーシバルの魔力の詳細と同じではないですか。この時に、鈴木央先生は考えていたのかなw。

次の考察。

シスタナに入ってから(正確には第16話から)月が描かれているシーンが時々見られる。靄が月にかかっているという所に注目する。最初はイロンシッドの使い魔が「常闇の棺」の欠片をゲットした時(第16話)。次はパーシバル等がイロンシッドのところに向かうシーン(アンが自己紹介するところ,第17話)。その次はシンを信じるか否かでパーシバルが「信じる!!!!」と言ったシーンの後(第17話)。その次は第19話冒頭。イロンシッドが自身の力を出すシーン。最後はドニーがパーシバル等の元に戻っていくシーン(今回)。最初の月は全く、靄がかかっておらず、その後徐々に靄がかかっていく。混沌の亡者が放たれた後や、イロンシッドが本気を出した時。この月の靄はパーシバル等にとって、悪い状況ということを暗に示している?靄がかかるにつれて、状況は悪化とか。今回、パーシバルが復活し、力がタリスカー戦よりも増幅しているでしょう。次に月が描かれているシーンがあるともしかしたら靄が少しずつなくなっていくかも。


今回の「黙示録の四騎士」第20話 ”その魔力の名は” の感想・考察はここまで。

コメントして頂けると嬉しいです。是非皆さんの感想・考察などあれば教えてください。

次週の「黙示録の四騎士」第21話  ”希望(ホープ)” の感想・考察でお会いしましょう。さよなら。


第19話 ”悪の所業” の感想・考察はこちらから。

第19話 ”悪の所業”

第21話 ”希望(ホープ)” の感想・考察はこちらから。

第21話 ”希望(ホープ)”

使われれいる画像は「七つの大罪」及び「黙示録の四騎士」の原作の模写絵,公式Twitterから引用したものです。
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