55話 ”トリスタン”
皆さん、こんにちはにっしー_です。
今回は「黙示録の四騎士」第55話 ”トリスタン” の感想・考察を書いていこうと思います。
とその前に宣伝させて下さい。
非公式の「七つの大罪検定」なるものを作りました。検定という肩書きですが、クイズと思って頂けたら大丈夫です。一応100点満点で点数もでます。範囲の対象となるのは単行本に収録されている1〜346話,外伝,番外編,公式ファンブック,キャラ名鑑,ウラ話大放談〈全公開〉の内容(以下のリンクにも書いています。)解説部分では、どこに載っているか何巻・何話というふうに記載しています。公式の大罪検定を受けた人も受けていない人も是非楽しんでください。
「黙示録の四騎士」6巻が2022年3月17日木曜日に発売しました。ナシアンの初期設定ヤバかったですね。ドニーのこともさらっと書かれていのはビックリしました。魔力の覚醒を思いついて、そのまま残していたのかな。
今回は5回目のセンターカラーです。6話ぶりのカラー。最高でした。
前話の要約
パーシバルvs.トリスタン隊が勃発。ドニーたちも駆けつけるがトリスタン隊にやられる。パーシバルが暴走⁉️そこへやってきたのはリオネス王国王子トリスタン
初見の感想・気になったシーン・考察の3本立てで書いていきます。以下からは初見の感想です。(1pごとに読みながら書きながらという感じです)
扉絵(1p):センターカラー。ヤバい、やっぱり美しい。エリザベスと違って右耳にイヤリングある
2p:リオネス城にあった常闇の棺の欠片を奪われたのか。警戒怠りすぎてないですか?
3p:キオン、まだ好きにはなれない
4p:ん?キオンは何を企んでいるの?
5p:うわー。パーシバルは絶望の中に入っちゃっているよ
6p:へ?パーシバル?怖いよ
7p:キオンの上腕が干からびた?という感じか?
8p:ミイラ化。水分を奪った?ヤバいな。ジェイドが次は標的か。
9p:トリスタン〜。蹴りカッコいい
10p:跳躍力ヤバくない?鳥の羽?いや、これは女神族の羽では?
11,12p:トリスタンは羽4枚と。なるほど(メモメモ) ”光あれ”使っちゃう?
答えてばっちょ:え?央先生たまたまなのw?
13p:違ったが、新技きたー
”星の瞬き(ティンクル・スター)”
リュドシエルの”黄金の輝き” に似ている?(参照:「七つの大罪」35巻 第289話 ”〈傲慢〉vs.「敬神」” より)
14p:ほう、魔神族ではない。四大天使の琥珀に入らなかったから、そうだろうと思ったけど。(参照:「黙示録の四騎士」5巻 35話 ”邪悪なる試み” より)
答えてばっちょ:ランスロットの匂いはかすかなレモンのような香りと(メモメモ)
15p:おっ?トリスタン二刀流なの?光と闇って感じの剣だが。パーシバル大丈夫?
16p:”ヨグ”
クトゥルフ神話?アンあたりがパーシバルを庇う?
17,18p:いや、3人だ。もう泣けるよ。”希望”って単語入ってるじゃん。頼むパーシバル目を覚ましてくれ。そしてまた腹に切り込みが入るパーシバル。
19p:もうこれを仲間と呼べるか。いや、呼べない。仲間以上の存在だよ。君たちは。泣ける
20p:トリスタンたちの反応はよくわかる。ん?キオンお前は分からん。舌打ちしているぞ。お前は知っていたのか。知っていてこんなことをしたのか。キオンについてはよく考えていかなければならないな。
21p:うん、パーシバル。みんなは死んでなんかいないよ。独りぼっちじゃないよ。
次話”予言の騎士の邂逅”
ついに4人集結か。
ここからは気になったシーンをピックアップしていきます。
・ミイラ化…水分含有率20%以下となる乾燥状態
・トリスタンの蹴り
パーシバルを蹴りあげたところがバンと魔神王のシーンみたい(参照:「七つの大罪」37巻 第305話 ”断末魔” より)
・トリスタンの技
”星の瞬き(ティンクル・スター)”は魔神族に効果がある技?ということは”聖櫃”の派生的な技かな
「ライジングインパクト」(央先生の過去作)のランスロットの”ギフト”が「月の導き(シャイニングロード)」。「黙示録の四騎士」でもランスロットが”シャイニング・ロード”という技を使っている。そして「ライジングインパクト」のトリスタンが持つ”ギフト”「風の流星群(フォーリングスター)」です。「黙示録の四騎士」でもトリスタンの技として描かれる日が待ち遠しい。
魔力としては”星”がキーワードになりそう。
・服
パーシバル、新たな服を新調しないとね。あれ?アンってまだ新調してないよね。今回もまだ綺麗だし。
・トリスタンのイヤリング
右耳にある。聖の目が右目。母エリザベスに準えてか。エリザベスのイヤリングと似ているけど、同じものか。エリザベスの意匠によるものか。個人的には後者であってほしい。
・ラジオ体操第一
〜からだを斜めにさげて胸をそらす運動〜
”ヨグ”
・二刀流
二刀流のキャラ、初めて?まぁキューザックを二刀流というなら初めてではないけど、あれってどっち?(参照:「七つの大罪」 37巻 第290話 ”小賢しき蛆虫たち” より)
・”仲間”
6巻第47,48話でも”仲間”という点にも焦点を当てた話だったけど、今回は過去最高に”仲間”という言葉を感じさせられた。それにより絶望→希望へ
・独りぼっちなパーシバル
戦うことが本望な巨人族にとってディアンヌは仲間はずれであり、里を出た。ずっと独りぼっちだったとき、キングと出会った。キングとのかけがえのない時間を過ごすうちに、独りぼっちは嫌だと感じる。(参照:「七つの大罪」10巻 外伝”まちぼうけの妖精王” より)
今回のパーシバルも同じ。大好きなじいじと過ごすことが当たり前だったが、突然の死により独りぼっちに。かけがえのない仲間と出会い,過ごしていたが、その仲間であるドニー,ナシエンス,アンがいなくなったと思い、また独りぼっちになったと思い込んだ。→絶望により暴走
・トリスタン隊
予言の騎士の特徴を覚えていないの?というか知らないの?
・答えてばっちょ
ランスロットの体臭:かすかなレモンのような香り
「誠実な愛」 レモンの花 「熱情」 レモンの実
おそらくレモンの花のほう
アーサー王物語では、アーサーの王妃グィネヴィアとランスロットとの不倫が有名です。
レモンの花の香りだとするならそれは「誠実な愛」に反するが、”かすかな”と入っていることから「誠実な愛」が薄れている。これが「黙示録の四騎士」でも描かれるのか。
ちなみに大罪キャラの妖精族で体臭が分かっているキャラたち
キング 金木犀 「謙虚」
エレイン ラベンダー 「あなたを待っています」
ヘルブラム 白バラ 「約束」
グロキシニア ジンジャー 「信頼」
ゲラード ミント 「美徳」
それぞれの体臭とその花言葉
王様としては謙虚なキング,煉獄からの帰りを待っていたエレイン,キングとの約束をしたヘルブラム,信頼していたロウの裏切り(グロキシニア)
森の繁栄のために尽力するのがゲラードの役目→バンを新たな生命の泉とした→妖精族という立場から見れば、それは美徳とも言える
妖精族の体臭とその花言葉は密接な関わりがあります。
・次話タイトル
これは4人の騎士が揃うことを指しているのか、トリスタンとパーシバルの2人だけのことをさしているのか
考察いきます
・キオンというキャラクター
3つの案を考えたので書いていきます
1.戦闘狂(キャメロット側の騎士たちを倒すのが好き)
自分を傷つけたパーシバルを許せない(パーシバルが倒されなかったことに舌打ち)
2.キオンが単なるリオネス民の場合
バルギスがリオネスに一度来たことあるとして(パーシバルを連れて)その時キオン、もしくはキオンの親族が(偶然)接触。何かしらあった?それでキオンはパーシバルのことを知る。消そうとした。
3.キオンがアーサーと同じ思想を持つリオネス民の場合
アーサー王を滅ぼす〈黙示録の四騎士〉が集合するのを避けたい。まずトリスタンに近づき情報を得る。パーシバルを見つけた時、「常闇の棺」の欠片だけではなくパーシバルの髪色も確認した。パーシバルが〈黙示録の四騎士〉の一人だと思う。「常闇の棺」の欠片を持っているためリオネスで回収させられたくない。ここで消す必要あり。
・パーシバルの魔力
「希望」という名の魔力。
仲間の思いが自身の力になるというもの。仲間からの想いを受け取れない状態かつ仲間が傷ついた状態→自身が絶望に感じる。希望から絶望へ(魔力も)
「絶望」によりその原因となる人物を”死”へ
これが〈黙示録の四騎士〉が持つ4つの厄災の1つ”〈死〉”
他に生命エネルギーを与えて(パーシバルの場合は癒すこと)いること[希望]&他から生命エネルギーを奪う(今回はキオンから水分を奪った。人間にとって体内の水分は非常に重要)[絶望]
〈黙示録の四騎士〉の姿(参照:「黙示録の四騎士」1巻 第5話 ”〈黙示録の四騎士〉” より)でパーシバルが素手だったのは今回の描写で納得がいく。
バンの魔力と対比(考察ではない)
強奪から贈与のバン。贈与[希望]から強奪[絶望]のパーシバル
今回の「黙示録の四騎士」第55話 ”トリスタン” の感想・考察はここまで。
コメントして頂けると嬉しいです。是非皆さんの感想・考察など教えてください。
次週の「黙示録の四騎士」第56話 ”予言の騎士の邂逅” の感想・考察でお会いしましょう。さよなら。
”パーシバルは俺たちの希望だ”
模写もやっているので良ければ。54話までの各話のとあるシーンを模写しています。随時更新(にっしー_のイラスト : pixiv)
第54話 ”奸計” の感想・考察はこちらから。
第54話 ”奸計”
第56話 ”予言の騎士の邂逅” の感想・考察はこちらから。
第56話 ”予言の騎士の邂逅”